久しぶりの投稿です。なかなか作る時間がないのですが、写真を整理している中で、ずっと前に作ったイスの写真が出てきました。
当然のように記事にしてあるはずだと思ったのですが、どこを探しても出てこないので、まだ書いていなかったようです。今更ながらですが、書いてみようと思います。
このイスは、家に転がっていたツーバイ材(2×4)で安上がりに作ろうと思ったものです。木材が高騰している今となっては、ツーバイ材も手軽に買える材料では無くなっていますね。
今回、工夫した点としては、脚の形です。この時期に新たに仕入れたジグソーを使って、脚の形に変化をつけてみました。真っ直なものではなく、斜めに反った感じにするだけで、少しおしゃれになった気がします。ジグソーの使い方に関してはこちらの記事をご覧ください。
あとは、塗装をツートンカラーにし、色をつける部分にはビンテージ風な仕上がりとなるワックスを使いました。この色合いで、ずいぶんかわいくなった気がします。
ルーターを使って、丸みを帯びさせることでも、子供が使っても安全なものとなりますし、可愛さも出てくると思います。
それでは、作り方に移ります。
まずは、座面を組みます。3枚の板をジョイントカッターを使ってビスケットジョイントしていきます。


しかし、何度使っても「これは簡単に組めるよなあ」と思います。サッと掘って、パッと組む感じです。工具は高いですが、それだけの価値はあったと思います。使い方は下の記事をご覧ください。
ジョイントカッターありきですので、いきなりハードルが高くなりますが、座面なので木工用ボンドでくっつけるだけでも十分です。家の中で使っている分には、木が暴れて隙間が開いてくることは少ないでしょう。もう少し手軽で確実に組むならば、ダボを使ってもいいかもしれません。
組み上がったものは、ジグソーで形を整えます。曲線を切るのはジグソーが得意ですね。

カーブは曲線定規や雲形定規を使って書きます。一度に形を決めるのではなく、少しずつ切りながら、出来上がりを調整すると納得いくものが作れると思います。
次は、脚の部分を作っていきます。ツーバイ材(38×89㎜)だと脚には太いので、斜めの形に加工していきます。89㎜の幅を使って、いい感じに沿った脚を下書きします。なんとなくのイメージで書いていきますが、2本の脚を揃えることと、座面を載せるところは垂直にすることがキモです。
脚の構成としては直線ばかりなので、切断は丸のこで加工していきます。



脚を組み付ける際には、ビスで組み付けた後、ダボを使って穴を埋めます。座面は、ダボを使って組み付けます。


組み上げる前には、それぞれをルーターで丸みを帯びさせ、サンダーで表面を磨きます。脚の部分はワックスで色を付けるので、あまり細かな番手までは磨き上げません。細かすぎると、表面に色味成分が入らなくなり、色が乗らなくなります。
蜜蝋を塗る座面は細かく磨き上げても浸透するので、ツルツルになるまで磨きます。今回は2,000番まで磨きました。


座面に塗った蜜蝋ワックスです。
それぞれを塗って完成です。



同じテイストで机も揃えるといい感じになります。
今回、使った工具などです。
今まで作ったものをこちらの記事で紹介しています。
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