縁台の作り方を説明します。
材料費は約1,000円です。DIYの初心者でも、休日、一日あれば完成できる作業量です。
手元にある工具や塗装材料などによって、工程を省いても完成できます。自分のレベルに合わせて、できることだけをして完成させましょう。
材料

エシカル2×4材は、エコな材料で割安に買えるよ
ホームセンターのDCMで取り扱う、エシカル2×4材を使って縁台を作ります。




長さが1.2mなので、乗用車でも運べるので便利です。
このセットは割安なのでオススメしていますが、近くで入手できない場合は、既存のSPF2×4材でも問題ありません。
設計図
今回作る縁台のコンセプトです。
- 1束の材料を余すことなく使いきる
- 人が二人座っても大丈夫な強度を持つ
- なるべく簡単に作れる




6本のSPFをほとんど使い切る感じで材料を切り出しできました。
設計図です。


この図をカットサービスで示して切ることも可能です。両端が綺麗なら、ノコで端のノコは省略しても構いません。
部品
切り出した部品です。


加工図
ドリルで加工する位置です。


製作工程
作り方を説明します。
材料選別
SPF6本ありますが、座面にするものに節(幹にある枝の部分:固くひび割れやすい)が少ないものを選びます。
木表(丸太の外側部分、木目が綺麗に出る)が綺麗なものを選べばいいでしょう。
全体を並べて、綺麗なものを座面に、そうでないものを土台部分に振り分けます。




写真の下側3本を座面にします。(写真では分かりにくいですが、木目の綺麗さと、節の数で決めました。)
材料カット
材料をカットしていきます。卓上丸のこ、スライド丸のこが便利です。ホームセンターのカットサービスを利用すると掃除の手間もなく楽に作れます。




長さがしっかり揃っていると、組み上げた時にガタが出ませんよ。
穴あけ作業




座面の木表(年輪が凸になっている側)にビス止めする位置出しをします。




ビス用のドリルを開けてから、ダボ穴を開けます。
見た目を気にしなかったり、めんどくさい場合はダボ穴処理は省略可能です。今回使用したダボ穴は10㎜です。


台座製作
座面を取り付ける台座を作ります。
座板の取り付け位置を割り付け、脚部を取り付けるビスと座面のビスが干渉しない位置を探します。




ビスは先にドリルで穴を開けておくと、曲がらずスムーズに取り付けることができます。




コーナークランプを使って、直角をしっかり出しながら組みます。まずは、屋外で使用するものなので、耐水性のある木工用ボンドで組みます。




ボンドが乾いてから、ビス止めします。屋外使用なので、ボンドは耐水性のあるものを使います。






脚部製作
脚を作ります。同じものを2組作ります。
横板を取り付ける位置を鉛筆で書いておきます。反対側には、ビス位置にドリルで穴を開けます。




脚部は全体構造の要となるので、ボンドとビスでしっかり取り付けます。同じものを2組作ります。




角丸め
全体の印象を柔らかくするために、角をトリマーで丸めます。この作業は省略しても構いません。
枠の側面、脚部の取り付け部以外を丸めます。脚は作業前後を並べてあります。違いがわかるでしょうか?




座面も丸めます。角が引っ掛かってケガをしてはいけないので、人に触れる可能性のある座面は全ての角を無くします。




塗装
屋外で使うので、屋外用の塗装をします。SPFは本来、腐りやすい木材ですので、必ず塗装をしましょう。
屋外用の木材塗料して定番のキシラデコールを塗ります。








座面については、ダボを打ってから塗装をするので、表面以外を塗装しておきます。
組み付け
台座に脚部を組み付けます。後ほど、座面をビス止めするので、ビス同士が干渉しないように位置をずらします。脚まで届くように長いビスを使います。




最後に、座面を組み付けます。中心の位置から両端に向かって貼っていきます。
隙間には合板を挟んで、均等な隙間とします。




ボンドを入れた穴にダボを打ち込んで、はみ出た部分を切り落とします。






完成
座面をサンダーで整えて、塗装をしたら完成です。




以上で出来上がりです。








製作に必要な工具
絶対に必要な工具
ビス止めをするので、インパクトドライバーだけは必要です。持っていない場合は、ホームセンターでレンタルしましょう。
ビス穴を開ける時やダボ穴を開ける時にも役立ちます。


あると便利な工具
材料を切るのは、ホームセンターのカットサービスを利用するのが便利です。自分で切りたい場合は、スライド丸のこや丸のこがあると簡単です。
手のこで切る場合には、しっかりと直角が出せるようにソーガイドを使いましょう。






木肌を整える際、紙やすりでもできますが、量が多いのでサンダーが便利です。


材料の角を落とす際、トリマーがあると便利です。形にこだわらない場合は、角を落とさなくても完成できます。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
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