天板や脚の部分にネコの肉球をデザインした子供用のつくえを作りました

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こんにちは、源です。今日は前回作った「ネコのいす」とセットのつくえをを作ります。

げん

肉球がポイントだよ!

毎度ですが、設計図とか書かずにイキオイで作っています。

材料の選定

まずは、イスと同じ材質で揃えたいので杉板を使います。600×300×30㎜の一枚板を使います。これ、いつもいくカインズにはないのですけど、少し遠いところにあるカインズには売っているんです。材料担当の人の好みで仕入れが変わるのかしら?と思ったりしています。

後は、イスの脚に使った材料のあまりの45×45×2000㎜です。結局、これはほとんど使いませんでしたけど。

途中で、大きさを考えていると、机の中にいすが収まらないことに気が付いたので、材料を変更しました。物置の中をあさって、24㎜の厚さの杉板が残っていたので、これを使うことにしました。サイズは240×715×24㎜です。

これを使いきろうとした結果、以下の寸法のように作りました。あとは、ここ最近考えていた肉球のアイデアを具現化するために、買ってきた材料も追加します。

いろいろ試してみて、結局は左側の桜がしっくりきたので採用しました。杉とのコントラストが出て非常にいい感じです。これは、東急ハンズで見つけました。

天板部分の製作

それでは、作っていきます。机の幅が40㎝なのは、肉球を作る工程で3回失敗したからです。失敗するたび、少しずつ、端から切断していき、残ったのが40㎝になりました、机の高さは、いすとの関係性から40㎝がちょうどいいのですが、端材の杉板長さが足りなかったので、天板と接続する根元に45㎜角材を追加し、高さを確保しました。

せっかく、板で脚を組むので、ネコの脚っぽく肉球をくり抜くことで、天板とデザインを揃えるようにしました。

くり抜く位置や、天板の肉球は、あらかじめ位置をしっかり決めておかないと、肉球らしくなりませんので、事前に書き出して位置を調整してください。3回の失敗は、どれも肉球らしく見えなかったことです。

具体的には、大きい丸と小さい丸の距離小さい丸同士の間隔など、ほんの少しの違いで違和感が出ます。

天板は長い部分を丸ノコで切りましたが、それ以外は、最近お気に入りのジグソーで切りました。コーナー部分も楽々です。

天板は、そのままだと角張っているのでルーターで丸めます。トリマーを持っていないのですが、ルーターよりも小回りが効くので、今回の作業はトリマーのほうがやりやすいと思います。

ちなみに、トリマーやルーターはビットの回転方向があり、掘り進める向きがあります。ちなみに、この天板を彫る場合は、反時計回りが正解です。取扱説明書に書いてあるはずなので、確認してから作業に入りましょう。

正しい向きで掘り進めることは、仕上がりがきれいになりますし、安全です。

天板に肉球を埋め込みます。

まずは、フォスナービットで彫り込みます。先ほども書きましたが、大きい丸の位置と、小さい位置の離れ方、また、それそれの円の距離を絶妙に調整しないと、かわいく仕上がりません。

失敗例も挙げておきます。指の部分の間隔が均等でないことと、広がりすぎています。また、大きい丸と小さい丸の間隔が狭すぎるため、違和感があります。

ビットは直径50㎜、15㎜の穴が開き、桜材は50㎜、15㎜なのですが、少し隙間が開きます。ダボやビスケットジョイントと同じように、木工用ボンドの水分を木が吸収して膨張することで、ガッシリ隙間なくはまります。

それでも隙間ができた場合は、木くずや粉を隙間に埋め込みます。

ボンドが乾いたら、天板から出っ張っている部分を平らにします。大きくはみ出している部分は、ノコギリやカンナで削ります。ほんの少し浮き上がる程度で仕上げ、サンダーで磨きあげていきます。60番~2,000番までを変えながら地道に磨きます。

杉板の天板はすぐに傷がつくので、木固めエースで保護します。ウレタン樹脂の被膜をつくることで保護します。数回塗って、しみこまなくなったらサンダーで磨きます。磨き終わったら仕上げのクリアーを塗って完成です。

脚部分の製作

ジグソーで切り抜いた後、フォスナービットで穴開けていきます。しっかり位置出しし穴あけします。天板の時と同様に、大きい丸と小さい丸の位置やバランスに気をつけましょう。

ビットで穴を開ける際には、裏側に端材を密着させておくことで、バリがでなく仕上がりがきれいになります。

脚の部分もルーターで丸みを帯びさせます。机よりも半径が小さいビットで削ります。

机の高さを調整することと、天板との強度を持たせるために、脚の上部に角材をつぎ足します。ビスでしっかりつけますが、24㎜の中にビスを通すため、角材側にドリルで穴を貫通させておき、板材の中心にビスが打ち込めるようにします。

まず、木工用ボンドで仮付けしてからビスを打ちます。ボンドでつけて、クイッククランプで押さえると、数分で引っ付くので、ビスを打った際に木がズレることがありませんし、強固に接着することができます。木割れしないように、スリムビスを使います。

脚同士を接続する木は、位置出しをしっかり罫書いておきます。また、外側から打つビスの位置もしっかり決めておきます。

ビスは目立たないようにダボで隠します。はみ出た部分を切る際には、磨きあげた板材が傷つかないように紙を挟んで切ります。ちょっとした厚紙にパンチで穴を開けたものを利用しています。

脚の部分も天板と同じように、磨いて塗って、磨いて塗ってです。ちなみに、塗料の乾燥時間は16時間以上なので、なかなか時間がかかります。

後は、天板と同様に塗装をします。

ちなみに、ウレタン塗装ではなく、蜜蝋ワックスを塗り込むのも違う味わいがでます。落ち着いた雰囲気がよく、机が傷つくことを気にしないかたはこちらの仕上げもいいかもしれません。

以前、作ったヒノキのいすを蜜蝋ワックスで仕上げましたので見てください。

最後に天板部分と脚部分を接続します。ダボを使います。

ダボを使った接続をするときは、このセットを利用すると便利です。ドリルやダボ、ダボマーカーがセットになっています。

今回、作るのに使った工具や材料を紹介します。

ジグソーです。今回、もっとも活躍する工具です。曲線用の刃もあるときれいに切れます。

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丸ノコです。杉板や角材を切る際に使います。まだまだバッテリータイプは高価ですので、電源タイプで十分です。

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スライド丸ノコがあると丸ノコよりも精度良くきれるので、枠部分の精度が上がります。高価ですが、いつかは欲しい道具ですね。

インパクトドライバーです。ビスを使って組み上げる際に使用します。また、ドリルを取り付けて穴を開ける際にも使用できます。バッテリーのボルトに応じて能力が異なります。DIYレベルでは14.4Vで十分であり、バッテリー、充電器もセットでお値打ちなこの商品をお勧めします。

オービタルサンダーです。磨きあげる際に使用します。別途、穴の空いたサンドペーパーが必要です。

トリマーです。ビットを交換することで、様々な加工ができます。今回はルーター(トリマーよりも大きく切削能力が高い工具)を使用しましたが、小回りが効いて十分な切削能力があるトリマーで問題ありません。

今回は、面取りをして全体に丸みを帯びさせる加工をしました。

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あとは、各種クランプがあると便利です。

穴を開けるドリルと工具です。

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最後までご覧いただきありがとうございます。

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この記事を書いた人

こんにちは、源です。
平日はしがないサラリーマン、週末の気が向いたときにDIYをしています。
いろいろ作ってみては、考えたこと、失敗したことなどをブログに書いています。
このブログを読んで、「私も作ってみようかな」と思える人が増えるよう、DIYの楽しさを伝えていきたいと思います。

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