こんにちは、源です。今回は最も手に入りやすいDIY材料であるツーバイフォー材を使って子供用のいすを作ります。
難易度(★★☆☆☆)かんたんよ
ツーバイ材はどこのホームセンターにでもある、最も手軽なDIY材料です。
工夫せずに作ってしまうと、安い材料という先入観もあって、安っぽい仕上がりになってしまいます。今回は、なるべく高級感が出る仕上がりとなるコツを交えながら、作り方を説明していきます。
かわいいのが欲しいな!
まず、子供用ということで丸みを帯びさせることが重要です。丸っこいフォルムがかわいさを生みます。角をなくすことはケガなどを防ぐ安全面でも重要です。
材料
まずは材料です。材料は2×4材(89㎜×38㎜×1820㎜)とホワイトウッド(45㎜×45㎜×1820㎜)です。ホワイトウッドは長さが少し足りなかったのですが、残っていた端材を使用しました。実際に必要な本数は、2×4材を1本、ホワイトウッド2本です。
名称 | 規格 | 数量 |
SPF 2×4材 | 89㎜×38㎜×1820㎜ | 1本 |
ホワイトウッド | 45㎜×45㎜×1820㎜ | 2本 |
完成形のサイズは以下のとおりです。
PDF図面のダウンロードはこちらから。
安っぽくならない仕上げの工夫
- しっかり磨きあげて木目をはっきりさせる
- 角をなくして丸みを帯びさせる
- 脚の部分に角度を持たせて切断する
以上に気を付けることで、出来上がりが良くなります。
製作
名称 | 規格 | 数量 | |
① | 耳 | 89㎜×38㎜×130㎜ | 2本 |
② | 背板 | 89㎜×38㎜×300㎜ | 2本 |
③ | 座板 | 89㎜×38㎜×300㎜ | 3本 |
④ | 後脚 | 45㎜×45㎜×520㎜ | 2本 |
⑤ | 前脚 | 45㎜×45㎜×215㎜ | 2本 |
⑥ | 前後幕板 | 45㎜×45㎜×150㎜ | 2本 |
⑦ | 左右幕板 | 45㎜×45㎜×180㎜ | 2本 |
⑧ | 尻尾 | 45㎜×45㎜×50㎜ | 1本 |
まずは丸ノコで各部材の長さに切ります。直角を何本も切り出したり、角度切りがあるので、スライド丸のこがあると便利です。
材料の切断ができたら枠組みから組んでいきます。組み上げる際には、コーナークランプを使い、直角を確保して組みます。接続は、木工用ボンドを併用してビスを打ち込みます。④、⑤、⑦で脚を組みます。2組作ります。
ビス穴は目立たないようにダボで隠すと仕上がりが綺麗になります。
また、座面③は3本の板同士を木工用ボンドで接着するため、クイッククランプで押さえつけます。
クイッククランプです。DIYでは様々なシチュエーションで大活躍します。いろいろな長さのものを複数本持っていると便利です。
コーナークランプです。直角を出しながら組むときに便利です。四角く組むときに便利なよう、4個セットが便利です。
座面の角を落としていきます。背板部分も同様に作ります。板にCDを使って角の丸みをえんぴつで罫書きします。下書きに沿って、丸ノコを使って数回に分け切ります。曲線は好みで調整してください。
あえて、近くにあったもので曲線を引きましたが、細かな調整をいたい場合には、曲線定規や雲型定規が便利です。
丸ノコでは角が残っているのでランダムサンダーを使って丸くします。粗削りですので、60番の紙やすりを使って一気に丸くします。
いすを作ったときには持っていませんでしたが、現在はジグソーを手にいいれていますので、いきなり綺麗な曲線カットができます。ジグソーはあると便利な工具の一つです。
次に、ルーターを用いて角を落とします。取扱いの簡単さからすると、ルーターではなく、トリマーを使用したほうがいいでしょう。ルーターとトリマーの違いは、大雑把にいうと削る力の差ですね。ルーターの方が力持ちな代わりに、図体が大きく、小回りが効かないです。
座面だけではなく、②背板や枠組み部分(④、⑤、⑦)も丸みを付けます。
残りの部品である、①耳や⑧しっぽ、②背板も丸ノコで切り出します。
これらの部品もルーターで角を落として、ランダムサンダーで整えます。部品が揃ったら、仮組をしてみて、各部品の取り付け位置や形を調整します。違和感があった部分は修正します。ここの作業は仕上がりを大きく左右するため、時間をかけて確認します
曲線をきれいに描くためには、雲形定規や曲線定規を使うときれいに書けます。
それでは、最後の仕上げとして全体を組み上げていきます。組み上げは、ダボを使って取り付けていきます。座面、背板、耳はダボを使って木工用ボンドで接着します。しっぽはビスを使って取り付けます。
ダボを使って組むときには、ダボマーカーが役立ちます。セットになったこちらの商品が便利です。
組んでからでは、色々邪魔になって磨きにくいので、部品は取り付ける前に磨きあげておきます。
ランダムサンダーを使って磨きます。60番から2000番まで順番に細かくしながら磨きます。磨きの作業で木目がはっきりするので、時間をかけて磨きます。
組みあがった後には、ワックスを塗って完成です。ツーバイフォー材でも高級感を出すためには、研磨をしっかりして木目を際立させることが重要です。あとは、程よく丸みをつけることでも高級感が出ます。
今回の仕上げはワックスを使用しましたが、塗装をする場合にも下地の準備が仕上がりを左右するので、しっかり磨きあげてください。
今回、使用した蜜蝋ワックスです。
以上で完成です。
しっぽが気に入ってるよ!
工具
今回の作業で必要となる工具のオススメはこちらです。
ランダムサンダーでしっかり磨くためには、紙やすりセットを使うと便利です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
普段は、大きなものもDIYしています。よろしかったら、ご覧ください。
うさぎのいすの友達、ネコのいすはこちらです。
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