東急ハンズで見つけたヒノキの一枚板を使った子供用机の作り方（図面あり）

こんにちは、源です。今回は机の作り方です。

前回作りました「かわいい子供用のいす」とセットになる机を作ります。いすの作り方はこちらの記事をご覧ください。

まずは、完成形の図面です。

この机を作ろうと思ったのは、いすとセットの机を作りたいと思ったこともありますが、この一枚板を見つけたことが一番の理由です。東急ハンズのDIYコーナーをうろついていたら、ヒノキの一枚板が目に入りました。

耳付き（樹皮が残っている）のヒノキ板は、大きさや雰囲気から、セットにする机の天板に丁度いいと思いました。

この板は、幅30㎝、長さ35㎝、厚さ3㎝の桧です。幅方向には、両側に外皮が付いたままとなっており、「耳付き」として販売されています。もともとの木の雰囲気を残すため、最小限の加工とし、角を丸めるだけにします。

それでは製作過程に入ります。脚の部分に縦に板をはめ込む部分を彫り込みます。丸ノコで何度も切り込みを入れ、金づちで叩いて取り払います。ノミやヤスリで整えることで加工が完了します。

実際にはめ込んでみると、デザイン的に野暮ったくなることや、ハメ合わせを受ける顎になる部分の強度が弱いことに気がつきました。結局、縦の脚を差し込まないように変更しました。

天板と平行になる脚の部分は、当初の計画から変更して、板の幅を細くし、加工した部分もろとも切り落としました。接続は、底面からビスで固定することとしました。

天板に使用した一枚板は、凹側に反ってしまっていたので、反りの矯正をしました。雑巾で水分を与えながら、クイッククランプを用いて真っすぐになる方向に引っ張りました。結果としては、ほんの少しだけ矯正できたかなという感じです。

木は反って当たり前ですが、なるべくまっすぐがいいですね。後日、反りを修正する方法を調べてみると、大事なのは水分と熱が必要だということです。今度は、熱を加えながらやってみたいと思います。

各部品の固定は、ビスやダボと木工用ボンドを使って接続しています。なるべく目立たないように考えて施工しています。

ダボ、マーカー、ドリルがセットになったこちらの商品があると、ダボの接続がかんたんにできます。

これで完成でもいいのですが、一つ気になることがありましたので、もう少し加工するようにしました。

いすの座面が机の脚部分に当たっていることです。机の中にいすがピッタリ収まることができませんので、少し脚を細くするように加工します。

丸ノコの位置を固定しながら、回転をさせて刃を落としていきます。板の途中に丸ノコで切り込みを入れるようにします。この加工は、ジグソーでやった方が安全で確実ですね。この時はまだジグソーを持っていませんでした。

丸ノコで作った切り込みに手ノコを差し込んで切っていきます。丸い部分はルーターを使って加工していきました。

加工が済んだら、ランダムサンダーで磨きを入れます。サンドペーパーの番手を徐々に細かくしながら磨いていきます。今回は、＃60、＃120、＃240、＃400、＃600、＃800、＃1200、＃1500、＃2000の9種類を使って磨きあげました。後は、蜜蝋ワックスを塗り込んで乾燥させれば完成です。

以上で、机の作り方は終わりです。

この机を作るうえであると便利な工具を紹介しておきます。

まずは、丸ノコです。手ノコでも製作はできますが、効率が全く違います。DIYをするなら、いつでも使う機会がありますので買って損はしません。また、正しい使い方をすれば安全な工具ですので、それほど恐れる必要はありません。使用前には、しっかり注意事項を取扱説明書で確認しましょう。

この机を作っていたときにはジグソーを持っていませんでしたが、あると非常に便利な工具です。丸のこよりも優先して購入した方が役立つ気がします。直線切りでも定規を使えば、綺麗に切れますし、曲線切りはとても得意です。

以上で、机の作り方の説明は終わりです。ご覧いただきありがとうございました。

同じような子供用の椅子の記事です。よろしければ、こちらの記事もご覧ください。