物置を計画するに当たっては、以下のことを整理しておく必要があります。
「設置場所」
まず、どこに設置するかを考えます。収納物を運び入れる動線や使用する場所を考えて決めます。頻繁に出し入れする物を思い浮かべ、物置に運び込む経路を考えます。
また、防犯上の観点から、物置を外からの視線をさえぎる場所に設置してしまうと、死角を作り、侵入盗が隠れる場所となってしまいます。
さらに、物置が2階の窓やベランダなどへの侵入経路の足場がわりとなるようなところには設置してはいけません。
以下のウッドデッキでの防犯についてのこちらの記事も参考にしてください。
「収納するもの」と「大きさ」
物置に収納するものを考え、どれくらいの大きさのものが必要かを検討します。
物置は、大きいほうが収納力は上がりますが、構造上の安定を図ることが難しくなります。また、材料も多く必要となることから、製作費が高くなります。
物置が大きく奥行きが深くなる場合には、物の出し入れが困難になることや、空間を上手く利用できずにデッドスペースが生じてしまうことがありますので、その点からも検討しなければなりません。
さらに、条件にもよりますが、大きさにより法律上の手続きが複雑になる場合もありますので、大きければ良いものでもありません。
DIYするときに必要な法律に関するこちらの記事も参考にしてください。
「構造」
どんな材料で物置を製作するかを検討します。頑丈な木材を選択することで、強度や腐食耐性のあるものとし、長持ちする物置を製作します。
腐食を防ぐためには、雨漏りしないために、防水処理施工もしっかり行います。
また、風だけではなく、収納物や屋根の重さに耐えうる構造とし、さらに、積雪の多い地区では、雪の重さにも十分耐えられるものを検討しなくてはなりません。
とりわけ、台風で物置が壊れたり、飛ばされてしまったという話はよくあることです。物置が強風にさらされても飛ばされないように、しっかりとした土台を設けて、その上に上部構造をがっちり固定するようにします。
次回はどのような構造の物置を作るかを検討します。
インスタでは施工経過を多くの写真で紹介しています。よろしければご覧ください。
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