部屋を広く使いたかったり、おしゃれにするためにテレビを壁掛けにしたいと思うことってありませんか?
賃貸物件に時には、壁に穴を開けたり釘を打ったりできないので、なかなか実現させることはできませんよね。
ぬふ今回は、賃貸物件でもできる「床や壁、天井を傷つけずにテレビを壁掛けにする方法」を説明します。
準備
天井高さを測る
今回の方法は、床から天井までを木の棒で突っ張らせることで壁掛けをする台座を作ります。このため、まず、天井までの高さを測ります。
測定の結果は、H=2430㎜でした。
テレビの仕様を確認する
壁掛けするテレビのサイズや重さを確認します。これは、メーカーのホームページや取扱説明書で確認することができます。
約10年前のテレビなので、40インチ画面の割に大きくて重いテレビでした。
外形寸法(幅×高さ×奥行)=96.1㎝×58.0㎝×8.5㎝
質量=17.2㎏
材料を購入する
壁掛け金具
テレビの大きさと縦横の角度調整が可能かどうかで選びます。様々な種類があるので、どのような使い方をするかで決めましょう。
金具固定用ボルト
壁掛け金具には、付属材料として、木材固定用のネジ、コンクリリート壁固定用のネジなど様々な壁に固定できるようなものが入っています。
しかし、今回の付属した木材用ネジは長さが60㎜のものだったので、25㎜の杉板に金具を固定する場合、長すぎて飛び出てしまいます。
このため、別途、長さ30㎜、直径5㎜のボルトを購入し、固定することにしました。
2×4アジャスター
床と天井の間に、2×4材を突っ張ることで固定するためのものです。耐荷重によって分けがありますので、重さに合ったものを選択します。
木材
メインの突っ張り棒となる2×4材は、天井高さの2430㎜からアジャスター分の長さ95㎜を引いた2335㎜ものを2本用意します。
また、金具を固定するテレビの背面板には、杉板(幅×長さ×厚さ)=240㎜×2000㎜×25㎜のものを使用しました。
テレビの幅よりも少し広くするため、長さを950㎜で2枚としました。
棚板や背面版補強用として、長さ950㎜の2×4材を3本用意し、固定には75㎜のビスを使いました。
木材塗料
屋内使用するためで無塗装でも構いませんが、好みで色を塗ってみるのも楽しいです。塗料は、屋内で使用しても問題の無いオイルステン系のワトコオイルを使用しました。
工具を準備する
インパクトドライバー
棚板を固定するときに使用します。ドリルドライバーでの代用も可能です。最悪、手回しのドライバーでもできますが時間がかかります。
丸ノコ
2×4材や杉板の切断に使用します。ノコギリでも可能ですが、仕上がりに差が出ます。また、事前に長さを測定しておくことで、ホームセンターで材料購入の際に、切断サービスを利用して切ってもらう場合は丸ノコは要りません。
メジャー
天井の高さやテレビの大きさ、材料の長さを測るときに使用します。
施工
木材塗装
今回は、ウォルナット材の雰囲気を出すために塗装します。刷毛で一回塗りとします。屋内用の塗料なので、乾いてしまえば嫌な臭いはしません。
木材切断
木材を必要な長さに切断します。事前にホームセンターで切断してもらうと楽できます。

金具取り付け
ボルトで金具を固定するので、ドリルで穴を開けてボルトを通します。
アジャスター取り付け
突っ張り棒となる2本の上下にアジャスターを取り付けます。アジャスターには滑り止めの白い樹脂がついていて、しっかり固定されます。
天井側のボルトを回すことで、ボルト部分が伸びて突っ張ります。
棚板取り付け
水平を確認しながら棚板を取り付けます。今回は、一人で作業したのでクランプを使いましたが、2人で作業する場合は必要ないです。
テレビ取り付け
金具を付けた杉板を突っ張り棒に固定します。テレビ背面に取り付けよう金具を付け、これらをはめ合わせてボルト締めして固定します。
なお、取り付け金具にはテレビ固定をボルトが数種類入っています。ボルト穴の大きさ、深さ、ボルト間隔は規格があるため、ほぼ、どのテレビでも固定できると思います。
まとめ
以上、賃貸物件でテレビを壁掛けにする方法でした。作業時間としては、木材加工を含めて半日くらいです。
今回は、一人で製作したので水平の確認や棚板の取り付けに苦労しましたが、二人以上で作れば作業が簡単になり、時間も短縮できます。
ぜひ、テレビの壁掛けに挑戦してみてください。
今回製作したテレビ台に掛け時計を自作してみました。こちらの記事もご覧ください。
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