寒さも和らいできて、春の訪れが近づいてきました。今回は、花壇をDIYで作る方法について説明します。花壇を作って、春には花を満開にしてみませんか。
計画編
まずは、花壇を作る場所や大きさを決めます。検討する際、考慮しなくてはならない項目は以下のものです。
日当たり
花が育たなければならないので日当たりが必要です。しかし、常に日照が必要なわけではなく、建物の北側でない限りは、植える植物の種類を選択することで生育させることができます。
このため、隣接する家も含めて、どの時間に日影ができるかを考慮して、なるべく日当たりの良い場所を選択します。
また、花壇で育てたい花がある場合には、その花がどれほどの日照を好むかを調べて、その日照に合う場所を選択する方法もあります。
水やり
花には水やりが欠かせません。花によっては、毎日の水やりが必要となります。
水栓が近くにあり花壇にホースが届く場合は問題ありませんが、水栓が近くにない場合は、ジョウロで水を運ぶ動線について考えた場所に花壇を計画します。
土壌
花壇の土は完成後に入れるので、植えたい花に合わせた土を用意すればよいです。問題となるのは、花壇下部の土壌です。
とりわけ、水はけがよくなければなりませんので、元々の土壌が粘土質で水はけが悪い場合には、砕石や砂に置換して水はけを良くします。
視認性
せっかく植えた花が咲いた際には、いつも見ていたいものです。良く通る場所に作ったり、家の中から見える場所に作るといいでしょう。
作業性
綺麗な花を咲かせるためには、日ごろの手入れが必要となります。作業性を考慮した場合、あまりに大きな花壇は手入れが行き届かなくなりますので、まずは小さめのものから始めましょう。
花壇の奥行きが最も作業性に影響します。手が届かなくなりますので、奥行きは70センチくらいまでがいいでしょう。
準備編
材料入手
まずは、材料を準備します。準備するものは、以下のものが必要です。
- レンガ
- モルタル
- 砕石(必要な場合)
材料はホームセンターで入手可能です。インターネット通販でも入手可能ですが、ホームセンターよりも割高になることが多いです。
これは、レンガが値段の割に重量があるため配送料が高くなるからです。重い材料を運ぶ手段がない場合は、通販を選択してもよいでしょう。
また、ホームセンターではトラックの貸し出しサービスがありますので、これを利用することも一つの手段です。
また、レンガは、材料の粘土と焼き方を変えることで様々な色が存在します。自分のイメージした花壇にするため、変わった色のレンガを使ってみるのも面白いと思います。
レンガのカラーバリエーションは、株式会社岡田煉瓦製造所のホームページにて紹介されていますので、参考にしてください。
工具準備
レンガを積む際に必要な工具は以下のものです。
- レンガこて
- トロ舟(バケツなどで代用可能)
- 水平器
- 水糸
- スコップなどの掘るもの
施工編
初めてレンガで花壇を作る際には、最も基本的な積み方である「長手積み」で積んでみましょう。この積み方は、上下のレンガを半分ずつずらしながら積んでいきます。

レンガ積みの流れは以下のとおりです。
- レンガを水に漬ける(トロ舟に沈める)
- モルタルを練る(水を加え、耳たぶに柔らかさを目安に練る)
- モルタルを盛る(レンガコテでモルタルを2列に並べて盛る)
- レンガを乗せる(水平器で確認しながら、ゴムハンマーで押さえる)
- レンガの位置を調整する(水糸に合わせて調整する)
- 縦目地を入れる(縦目地にモルタルを詰める)
- 縦横の目地を整える(目地コテで整える)
鑑賞編
花壇が完成したら、気に入った花をたくさん植えてみましょう。
なお、 レンガによる花壇製作の詳しい記事は、こちらを参照願います。
インスタでは写真を多く紹介しています。よかったらご覧ください。
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