こんにちは、源です。今日は掛け時計を作ります。
自分の気に入った時計を作れるよ
掛け時計をDIYします
ムーブメント(針と時間を刻む機械部分のセット)と文字盤(時間の数字セット)を手にいいれれば、お気に入りの写真や絵を使って時計を作ることができます。
テレビ台を作った際、周りに溶け込むような時計を探していましたが、なかなか見つかりませんでした。
時計の機械部分(ムーブメント)と針がセットで売られ、自分の好きな掛け時計を作れることを知りました。
今回は、このセットを使って掛け時計を作ってみます。時計を掛けていた板を文字盤替わりとして作成します。
今回購入したムーブメントはミドルシャフトのもので、対応する文字盤の厚さは3~9㎜となっています。間に挟み込む文字盤部分が分厚い時には、ロングシャフトタイプを使います。20㎜程度の厚さまで使えます。
ムーブメントの選び方
- 針の形(時計の雰囲気が変わるので、気に入ったデザインを選びます)
- シャフトの長さ(貫通させる部分によって長さを選びます)
- ムーブメントの動きかた(針の動き方や音が好みのものを選びます)
時計を作ろうとしている板厚は25㎜なので、文字盤代わりの板としては厚みがありすぎます。このため、ムーブメントを設置する場所を20㎜彫り込んで板厚を5㎜まで薄くします。彫り込むにはルーターという電動工具を使用します。彫り込む作業は非常に手間がかかります。
今回は杉板ありきで時計を製作したので、わざわざ彫り込む手間をかけました。しかし、設計の段階から検討することでこの作業を省略することができます。二通りの手法を紹介します。
- 文字盤の板厚を9㎜以下にする
- ムーブメントをロングシャフトにする
今回、採用したミドルシャフトの場合は、文字盤厚さが3~9㎜対応です。この範囲の文字盤とすれば加工は不要です。
また、ロングシャフトタイプのムーブメントであれば、25㎜にも対応できるものがあります。
次に、時計のシャフトを通す穴をドリルで開けます。中心部分の穴にシャフトを通して、反対側からボルト留めしてムーブメントを固定します。
シャフトが通ったら、12時の位置に合わせて、短針、長針、秒針の順にはめていきます。付属する時刻表示の紙を使用して文字盤の数字位置決めをしたら、裏紙を剥がして文字を貼り付けていきます。
以上で掛け時計は完成です。製作時間としては1時間もかかっていません。今回は、ムーブメントを収めるため、彫り込む作業がありましたので多少の時間はかかりましたが、この作業がない場合は、穴あけと数字を貼るだけです。
文字盤の選択が適切であったなら、正味30分もかからずに作成できます。文字盤は、木だけではなく、プラスチックやガラス等なんでもかまいません。アイデア次第でどんなものでも時計に変化させることができます。簡単な作業なので、ぜひ挑戦してみてください。
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さらに、新しく作り直したバージョンはこちらです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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