ウッドデッキの設計図は完成しましたので、今回は材料の拾い出しをします。
材料の拾い出しとは、設計図を読み取って必要となる材料の数を調べることをいいます。
まず、設計図を確認してみましょう。
設計図から、長さや規格の違うものを色分けします。これが拾い出し図となります。
木材
木材の長さ別に拾い出し図から整理します。
下表のとおりの材料となります。
番号 | 材料名称 | 規格(たて×よこ×長さ:mm) | 数量 |
1 | 床板 | 20×105×2000 | 14枚 |
2 | 根太1 | 38×90×1936 | 2本 |
3 | 根太2 | 38×90×1393 | 8本 |
4 | 大引 | 38×90×1936 | 1本 |
5 | 束柱 | 90×90×220 | 12本 |
コーススレッド
床板を根太に打ち付けるため必要なコーススレッドは、一枚あたりの床板には2本/箇所×4箇所=8本となります。
床板は14枚なので、14×8=112本必要となります。床板の厚さは20mmです。
打ち付ける部材の2倍以上の長さがコーススレッドの必要長さです。このため、床板には3.8×41mmの規格のものが、112本必要となります。
また、沓石には4本/箇所×12個=48本 で、床板とあわせて112+48=160本となります。
根太、大引を束柱に締結するために必要なコーススレッドは、38mmのものを打ち付けるため、4.2×90mmを使用します。
必要な本数は、(ビスの必要本数×箇所)×木材本数から
根太1:(2本/箇所×4箇所)×2本=16本
根太2:(2本/箇所×3箇所)×8本=48本
大引 :(2本/箇所×4箇所)×1本=8本
よって、16+48+8=72本必要となります。
番号 | 材料名称 | 規格 (mm) | 数量 |
6 | コーススレッド1 | 3.8×41 | 160本 |
7 | コーススレッド2 | 4.2×90 | 72本 |
沓石
沓石は170×170×150(底面のたて×よこ×高さ)の羽子板付のものを12個用意します。
地面からの高さや、地盤が弱い場合には、もう少し高さのあるものを選択します。
番号 | 材料名称 | 規格 (mm) | 数量 |
8 | 沓石 | 170×170×150 | 12個 |
砕石
地盤の弱い場合に沓石の下に敷きます。
数量や規格は適宜でよいので、20kgの袋売りのものを2袋くらい用意しておけばいいでしょう。
番号 | 材料名称 | 規格 | 数量 |
9 | 砕石 | 適宜 | 2袋 |
以上で拾い出しは完了ですので、次回は注文に移ります。
ウッドデッキに関する記事については、こちらをご覧ください。
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