ウッドデッキ材どうやって手にいれる?
SPF材やWRC(ウエスタンレッドシダー)などは、ホームセンターでも入手可能です。店で購入し、レンタルトラックで運搬できます。
欲しいウッドデッキ材料はホームセンターでは売ってないよ…どうしよ?
ウッドデッキ材を通販で購入するという選択
ホームセンターで取り扱いがない材料が欲しい場合は、インターネット通販が最適です。通販では、ホームセンターにない種類の材料を豊富に取り扱う会社が多くあります。
特に、ハードウッドを取り扱うホームセンターは少ないので、通販で探すのがいいでしょう。
ウッドデッキの耐久性や仕上がりの雰囲気は、樹種によって大きく異なります。せっかくDIYでウッドデッキを作るならば、材料の選択にも拘りたいですよね。
通販のハードルはそんなに高くはありません。初めてで、どんな樹種にしていいかがわからなかったり、設計方法がわからない場合には、相談に乗ってくれる会社は多くあります。
サイトにも、そんな相談を受付ますということが書いてあるところをよく見かけます。心配なときには、まず、相談してみるといいかもしれません。
通販サイトの選びかたのコツ
木材の購入先となる通販サイトを選びます。「ウッドデッキ 木材 通販」などのキーワードで検索サイトにて探します。
検索結果には、いくつかの通販サイトが表示されるので、まずは希望する材料の取り扱いがあるところを探します。
複数の候補がある場合には、以下の点を考慮して決めると良いでしょう。
- 木材料金
- 配達料金(送料)
- 料金支払い方法
- 材料に不具合があった場合の対処方法
- 会社の木材取扱量
- 事業継続年数
また、木材には「ひび割れ」「節抜け」「反り、曲がり」などは避けられませんが、どこまでを許容するかは、必ずサイトに書いてあるので確認して納得したうえで注文しましょう。今まで、数社の木材通販を利用したことがありますが、困ったことはありません。
通販サイト 注文の流れ
各サイトの注文から材料到着までの流れは以下のとおりです。
デッキ材通販の流れ
- サイトで注文
- 注文内容の確認メールが届き、返信して確定
- 材料到着・支払い
基本的には、サイトで数量、値段、運賃のおおまかな金額を確認します。その後はメールで詳細な条件(運搬する場所の道路状況など)を確認して金額が決定します。
その金額に納得したら、注文を確定して納入を待ちます。
ウッドデッキ材を購入できるサイト3つ
今回は私が今まで利用したことがあるサイトを3つ紹介しますので、参考にしてみてください。
1.株式会社 茶ノ木
このサイトは、「ウリン」でウッドデッキを作ったときに利用しました。神奈川県鎌倉市にあるこの会社は東南アジアから無垢材を直輸入しており、とりわけウリンに強い会社です。
ウッドデッキは耐久性を重視して作りたかったので、材料にウリンを選択しました。ウリンについて熱く説明しているこのサイトを見て、決めました。
この会社を選んだ理由は、ウリンの取り扱い量が多いことと、床板に「リブ加工」したものがあることからです。
ウリンは経年変化として、色が銀白色に変化します。さらに、乾燥が進むことによって細かなひび割れが発生します。これらの変化は避けられないことですが、リブ加工(床板を小さな山と谷のギザギザに加工したもの)をしたものは、ひび割れが谷間に入り、ササクレができにくくなっています。
また、床板のギザギザが「浮造り」のように足ざわりが良く、滑り止めにもなります。
このウッドデッキは、作ってから10年以上経過しましたが、全くメンテナンスをせず色の変化以外は何もありません。ウリンの強さを実感しています。
2.株式会社 リーベ
このサイトでは「サイプレス」でウッドデッキを作ったときに利用しました。千葉県船橋市にあるこの会社は、豊富な樹種の取り扱いがあり、ウッドデッキの図面もたくさん掲載されていて参考になります。
サイプレスは、豪州ヒノキの別名もある木で、腐りにくく虫に食べられない木でありながら加工性にも優れます。においもヒノキの香りがしますので、気に入っています。
このサイトを選んだのは、まず、DIYに関する本などでよく見かけて知っていたことや、サイプレスの規格が豊富だったためです。サイプレスはリピートして、2か所でウッドデッキを製作してしまいました。
サイプレスは耐久性が高い木なので、防腐塗装をする必要はありません。経年で灰色に変化しますので、色こだわる場合は塗装してもいいでしょう。また、耐久性が高い木の中では柔らかい部類に入り、加工性に優れています。ウリンのようなハードウッドに比べて作業で苦労することは少ないです。
耐久性はウリンほどではありませんが十分あるので、メンテナンスしなくても耐久性には問題ありません。ただ、汚れが目立ちやすいので、多少の水洗いなどが必要となります。
3.株式会社 木工ランド
このサイトは私が始めて通販で木材を購入したサイトです。DIYで最初の大物である自転車置き場を作ったときに「WRC:ウエスタンレッドシダー」を入手しました。当時、いろいろ本で木工を勉強したときによく名前が出てくるサイトでした。
また、WRCの扱い量も多く、様々なサイズがあったことから決めました。
WRCはハードウッドに比べると耐久性がやや劣るので、防腐塗装が必要となります。ただし、木が柔らかいため、加工は非常に容易にできます。初めての材料にWRCを選択してよかったと思います。
ここで自信がついて、その後、DIYを続けるようになったと思います。いきなりのハードウッドは作業で面食らってします恐れがあるので、ソフトウッドで慣れるようにしましょう。
具体的な注文内容
では、以前に作り方を紹介したサイプレスを使用したウッドデッキの場合を説明します。先に紹介した3つのサイトのうち、二番目に紹介した「リーベ」の例です。
今回購入した材料で作ったものは、こちらのウッドデッキと縁台です。
注文方法
注文前に検討することは、必要な本数を事前に把握しておきます。材料価格の傾向としては、同じ規格(断面形状)のものは、長さが長くなるほど、割安になります。
(例)110㎜×30㎜×1,000㎜が4本必要なとき
110㎜×30㎜×1,000㎜を4本買う場合 500円×4本=2,000円
110㎜×30㎜×4,000㎜を1本買って切る場合 1,800円×1本=1,800円
また、材料費とは別に、送料が必要です。送料は使用するトラックによって金額が変わり、大きなトラックを使うと高くなります。
材料費は長尺が割安となりますが、送料では割高になります。組み合わせを試しながら、もっとも経済的となるものを探します。
また、搬入場所の道路状況から、大きなトラックが入れない場合があるため、その点の確認も必要です。
注文は、インターネット上で注文します。電話やFAXでも可能ですが、ネット注文のほうが便利な場合が多いです。注文が確定する際にはメールへの確認がありますので、ネット注文の際には、メールアドレスが必要となります。
支払方法としては、銀行振り込み、クレジットカード決済、代引きなどがあります。私はいつも代引きを利用しています。材料が到着した時に配達員に支払えばよいだけですし、手数料も数百円なので、安心して使えます。
注文内容
今回注文した内容は、下表のとおりです。
品名 | 規格 | 数量 | 単価 | 金額 | |
1 | サイプレス材(豪州ひのき) | 25×105×2900㎜ | 1本 | 2,710 | 2,710 |
2 | サイプレス材(豪州ひのき) | 90×90×3900㎜ | 3本 | 11,250 | 33,750 |
3 | サイプレス材(豪州ひのき) | 90×90×2100㎜ | 1本 | 6,060 | 6,060 |
4 | サイプレス材(豪州ひのき) | 38×90×3900㎜ | 4本 | 4,750 | 19,000 |
5 | サイプレス材(豪州ひのき) | 38×90×2900㎜ | 7本 | 3,530 | 24,710 |
6 | サイプレス材(豪州ひのき) | 25×120×3900㎜ | 9本 | 4,160 | 37,440 |
7 | サイプレス材(豪州ひのき) | 25×120×2900㎜ | 1本 | 3,100 | 3,100 |
8 | サイプレス材(豪州ひのき) | 20×90×2900㎜ | 18本 | 1,860 | 33,480 |
9 | サイプレス材(豪州ひのき) | 25×105×2100㎜ | 1本 | 1,960 | 1,960 |
10 | サイプレス材(豪州ひのき) | 25×120×2100㎜ | 7本 | 2,230 | 15,610 |
11 | サイプレス材(豪州ひのき) | 38×90×2100㎜ | 2本 | 2,550 | 5,100 |
12 | サイプレス材(豪州ひのき) | 45×45×2100㎜ | 13本 | 1,510 | 19,630 |
13 | 硬質木材用ビス(400本入) | 4.5×41㎜ | 1箱 | 3,240 | 3,240 |
14 | 硬質木材用ビス(300本入) | 4.5×51㎜ | 1箱 | 3,240 | 3,240 |
15 | 硬質木材用ビス(200本入) | 4.5×75㎜ | 1箱 | 3,240 | 3,240 |
小計 | 212,270 | ||||
送料 | 600 | ||||
決済手数料 | 1,080 | ||||
値引き | ‐6,076 | ||||
支払い計 | 207,874 |
なお、この注文は2016年当時のものです。材料の価格は日々変動するので、現在の価格はご確認ください。
ウッドデッキの柱に使用する90角の材料は、単価が高いので長めの材料で注文します。また、余りの材料が出ないようにすることで費用を抑えることができます。
今回はウッドデッキと縁台の材料を注文しました。金額の割合は、ウッドデッキ18万、縁台3万円くらいです。縁台はとても頑丈に作ってありますので、割高なものになっています。
縁台の作り方はこちらです。
ウッドデッキ材料を通販で購入することはハードルが高い気がしますが、やってみれば簡単なことです。ぜひ、挑戦してみてください。
そんなに難しくないよ!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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