ウッドデッキの予算を調整する方法は?

DIY

ウッドデッキを作りたいと思った時、はじめにやるべきことは何でしょうか?

どこにつくるのか?どんな雰囲気にするのか?など考えることはたくさんありますが、はじめに決めるべきことは「予算をいくらにするか」です。ウッドデッキ作りの失敗としてよく出てくるのは、予算が少なかったために満足できるものができなかったということです。

後悔しないためにも、はじめにしっかり考えましょう。

金額が変わる要素は

ウッドデッキの金額が変わる要素はいくつかあります。これらの項目を細かく検討することで金額は大きく変わります。

ウッドデッキの大きさ

ウッドデッキが大きくなると当然、金額も高くなります。また、高さについて同じです。大きなウッドデッキのほうが良いのは当たり前ですが、大きすぎるウッドデッキを作って、ほとんど使わないようではもったいないです。

本当に欲しい大きさがどれだけなのかを、じっくり考えましょう。

ウッドデッキの材料

材料の種類によって金額は大きく変わります。ウッドデッキの材料としては、大きく分けて「ソフトウッド」と「ハードウッド」があります。ハードウッドは文字通り、硬い木なので耐久性が高いものです。金額はソフトウッドに比べて高くなります。

フェンス、屋根の有無

ウッドデッキにはフェンスや屋根があったほうがいいですよね。しかし、フェンスや屋根を作るには材料が増え、柱も必要となります。本当に必要かどうかをじっくり考えてみましょう。

特に、屋根(パーゴラ)については、自作する際の難易度が何段階も上がります。途中で挫折してしますことにならないように、自分の力量とも相談しましょう。

イニシャルコスト、ランニングコスト

ウッドデッキにかかる金額を考える時、単純に作るときにかかるお金だけを考えると失敗します。金額について考える際には、はじめに作るときに必要な金額(イニシャルコスト)と、その後に維持していくために必要となる金額(ランニングコスト)も考慮しなければなりません。

ランニングコストは塗り替え費用が必要です。耐久性の低い材料の場合には、一年に一回は塗装しなければなりません。耐久性の高い材料を使えば、塗装頻度は少なく済むのでランニングコストも低く抑えられます。

一部のハードウッドを使えば塗装は不要になるので、ランニングコストはかかりません。

金額の調整方法

ウッドデッキの製作で失敗する原因は、お金をケチってしまった!ということが多いです。とにかく、安易に妥協せずに納得のいく計画を立てましょう。

それでも、経済的には上限がありますので、項目別に金額調整する方法をお伝えします。

ウッドデッキの大きさ

ウッドデッキの大きさで金額を調整するには、小さくすることが一番単純です。必要な大きさをよく考えて、必要最小限なものとすることが大事です。

ウッドデッキの使い道を吟味して、優先順位を付けましょう。その中で、めったに必要としない使い道が大きさを決定している場合には考え直してみましょう。

また、金額調整の方法としては、施工を分割する方法があります。これは、とりあえず必要な部分だけを作っておいて、経済的に余裕ができた時に追加分を作る方法です。

分割するには、床板を張る方向に平行に分割すると、追加した際に目立つことなく増床できます。

ウッドデッキの材料

材料の選択が一番金額に影響の出る項目です。材料を決める場合には、「イニシャルコスト」だけでなく「ランニングコスト」も考慮しなければなりません。

硬い木を使ってランニングコストを抑えるのか、やわらかい木を使って頻繁に塗装するのかを選択しなければなりません。塗装の手間、金額は結構かかりますので、長い期間での金額を考えれば、それほど差は出ません。

ただし、作るときの金額はハードウッドの方が高くつきますので、一度の出費を抑える場合はソフトウッドの選択もあります。

メンテナンスの手間は結構かかりますので、後々、後悔する場合が多くあります。また、硬い木であるほど、作るときの苦労は多いです。

例えば、初めてウッドデッキを作る場合などは、作りやすいソフトウッドで作り、耐久性が低いことは容認するという手もあります。

ウッドデッキの作り方を練習する意味合いでソフトウッドで作り、数年後にまた作り直すという方法がいいと思います。

フェンス、屋根の有無

フェンスや屋根を作る場合、金額的に上がることは当然ですが、製作の難易度もかなり上がります。屋根を作る場合は、とても難しくなりますので、金額を抑えたい場合には省くことが賢明です。

なお、どうしても作りたい場合は、大きさの時と同じように分割施工することをお勧めします。これは、フェンスや屋根を作るために必要な「柱」の部分だけを施工しておいて、残りの部分は次回施工する方法です。

フェンスや屋根を作るときには、地面から支える「束柱」をそのまま床板を貫いて伸ばした柱にすることが構造的には安定します。

このため、将来的にフェンス、屋根を作りたい場合には、柱部分だけを伸ばしておくことが重要です。例えば、この段階で完成させる方法です。

ウッドデッキの予算は、ウッドデッキ作りで後悔しないために最重要項目です。この段階でウッドデッキに対する要望事項の優先順位をしっかりつけて整理しましょう。

あとは楽しく作って、楽しく使うだけです。ウッドデッキの作り方は下記をご覧ください。

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