木製物置を自作しています。前回までに扉までを仕上げました。残る作業として外壁貼りがありますので、詳細を説明します。
外壁材は、扉の仕上げにも使用した、杉の「野地板」を使用します。材質を統一することで、一体感を作り出したいと思います。

外壁は、構造用合板の上に防水紙が張ってあるので、そこに焼杉を直接貼り付けていきます。
外壁の貼り方としては、家を作る場合には「胴縁」を挟んで施工します。これによって、「通気層」と呼ばれる空気の通り道を作ります。この通気層によって、外壁裏の湿気がたまらないようにできます。
今回は直接貼りますが、物置の通気層を設けることは必要ないとの判断からです。家の場合は、壁体内結露を防ぐために通気層は必要となります。
まずは、材料を切り出します。焼杉にするため、材料が微妙に縮むことから、少し大きめに切ります。
バーナーを使って、杉板の表面を焼いていきます。焼く面は、見た目が良く、凹型に反るように「木表」とします。釘で打ち付けることで、反ることを防ぐことができます。
杉板を打ち付けるには、目立たないよう「焼杉用釘」を使用します。また、釘を打ち付ける場所には、あらかじめドリルで穴を開けておきます。こうすることで、杉板が割れないようにすることができます。
焼杉専用のスクリュー釘で焼杉板を打ち付けますが、金づちで焼杉表面をたたいてしますと、折角の炭素層が落ちてしまいます。ネイルポンチを使用して、最後の打ち込みをすると、杉板表面を傷めることなく釘を最後まで打ち込むことができます。
外壁材の貼り付けにあたっては、隙間から雨水が侵入しないように、木工用ボンドで隙間を受けるようにします。
また、角の部分は、45度切りしたものを突き合せますので、この部分も木工用ボンドで接合します。
まだ、外壁全体は貼り終えていないため、今後も引き続き残り部分を施工することします。
物置の今までの製作過程は、こちらをご覧ください。
インスタでは多くの写真で製作過程を紹介しています。よろしければご覧ください。
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