ウッドデッキの製作はどうやるの?(その7)

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ウッドデッキ製作の醍醐味、いよいよ床張り作業です。

床張り作業は、ウッドデッキの出来に最も影響を与える作業です。以下の点に注意しながら、見た目のいいものを作り上げましょう。

作業上の注意点としては、

1.床板の隙間を揃える
2.コーススレッドの並びを揃える
3.床板の端を揃える

以上が揃っていると、美しいウッドデッキになります。

では、具体的な作業方法について説明します。

目次

床板の隙間を揃える

金属製アングルを使用する

 床板の隙間を揃えるためには、厚さが一定のものを数か所挟み込むことで可能となります。一枚の板を張り終わったら、次の隙間に移動させることを繰り返していきます。挟み込んでおいたものが取り外しやすいことと、下に落ちてしまわないようになっている点から、金属製のL字アングルが便利です。

クランプを使用する

床板は反ったり、曲がったりしているものも存在します。どの板も、製材後、乾燥が進むにつれて多少の曲がりは出ています。 このまま張ってしますと隙間が揃わないので、金属製アングルとクランプを使用して矯正しながら床板を張っていきます。

両端、中央の3か所にアングルを挟み込み、隙間を一定にします。次に、床板でアングルを挟み込むようにクランプで押え込みます。 このまま、固定しながらコーススレッドを打ち込んでいきます。

なお、この際に使用するクランプは、頻繁に締めたり広げたりするため、ラチェット式のクランプが便利です。

コーススレッドの並びを揃える

コーススレッドの並びが揃っていると、ウッドデッキの印象が良くなります。

水糸を張る

根太の中心線に沿って、水糸を張っておきます。これは、コーススレッドを軽く打ち込んだものにひっかけておくくらいで十分です。

端材にビス位置をマーキングする

また、床板に打ち込む2本の位置も、揃っている必要があります。こちらは、床板の端材に打ち込み位置を矢印で書いたものを準備し、穴あけ位置を水糸の真下に2か所印します。この印に沿ってコーススレッドを打ち込めば、全体の並びが揃ったものとなります。

床板の端を揃える

床板を張る順序

床板は、建物側から張っていきます。これは、最終を建物側とすると残りの隙間に床板を入れ込むことが困難になるためです。

根太に割り付け位置をマーキングしておく

床板を張り進める際に、隙間を均一にして張っていくのですが、両端でずれることがあります。

さらに、設計上、割り付けた枚数となるように張っていっても、残り一枚の時に合わなくなることもあります。

こうしたことを未然に防ぐために、両端の根太に、隙間も含めた割り付けをマーキングしておき、左右のずれや、全体の残りの枚数を管理しながらなり進めていきます。

床板を先に切断しておく

床板材料の長さは揃っていません。これらを先に張っておき、最後にまとめて切りそろえるやり方があります。

しかしながら、この方法は熟練を要するため、うまく切り揃えることはできません。よって、床板材は張る前に長さをそろえておき、端に水糸を張ったうえで、揃えながら張ったほうがきれいに出来上がります。

次回は、床板の向きについて説明します。

ウッドデッキ物置に関する各記事もご覧ください。

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この記事を書いた人

こんにちは、源です。
平日はしがないサラリーマン、週末の気が向いたときにDIYをしています。
いろいろ作ってみては、考えたこと、失敗したことなどをブログに書いています。
このブログを読んで、「私も作ってみようかな」と思える人が増えるよう、DIYの楽しさを伝えていきたいと思います。

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