こんにちは源です。今日は物置の外壁についてです。
外壁を張っていくよ
今回は、焼杉で外壁を張っていく作業の注意点を説明していきます。ポイントは以下の2点です。
- 杉の表面にしっかりと焦げ目をつける
- 焼いた後はきちんと水をかける
杉の表面にしっかりと焦げ目をつける
焼杉は、杉の野地板をバーナーであぶって作ります。全ての表面が黒くなるまでバーナーであぶります。
炭化層が木の腐食を防ぐので、しっかり出来上がりを確認しましょう。外壁のようにたくさんの木を炙る場合には、威力のあるバーナーが便利です。
ガスボンベを利用するもので、一番威力のあるこちらのバーナーを使いました。
焼いた後はきちんと水をかける
バーナーで焼いた後は、水をかけて完全に消火しておきます。シャワーでずぶ濡れになるまで水をかけます。
水をかけることは、消火するだけではなく、木を柔らかくする目的もあります。バーナーで焼くと板が反ります。反ったままだと張ることができないので、水分を含ませて木に柔軟性を持たせます。
焼杉は、スクリュー釘を使用して貼り付けていきますが、反ったままの板を打ちつけると、木が割れてしまいます。このため、濡れて柔軟性があるうちに矯正しながら杉板を張っていきます。
杉板を貼る際には、板と板の間に木工用ボンドを塗ります。また、角の部分は45度に切ったものを突き合せていますが、この部分にも木工用ボンドを塗っておきます。
ボンドを塗る理由としては、雨水の侵入を防ぐことにあります。また、切り口部分から乾燥が進むことを防ぎます。乾燥が進むことにより、板が反ったり、割れが発生します。
また、ボンドで板同士を結合しておくことでも、お互いを拘束しあうことで、杉板の変形を抑制できます。
杉板が反ることは自然なことなのですが、少しでも対策をして防ぐことができれば、見た目がきれいに保てるので、ひと手間をかける意味があります。
後は、屋根の角度に合わせ、また、垂木の部分を切り欠いて張り付けて完成です。
杉板は、時間が経過すると反ってくるので、通常の釘を使用すると端が浮いてしまいます。このため、「スクリュー釘」や「コーススレッド」などの保持力の強いものを使用します。
今回は、焼杉専用の塗装されたスクリュー釘を使用したため、釘が目立たないように施工できました。
杉板に馴染む高さまで釘を打ち込む際には、ネイルポンチを使うと周りの炭化層を痛めずに済みます。
やっと、物置が完成しましたので、中に入れるものを整理できるようにしていきたいと思います。
物置の今までの製作過程は、こちらをご覧ください。 残りは、内部の造作を済ませてロードバイクやコンテナを収めていきます。
外壁材料を焼杉に決めた経緯はこちらの記事をご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ウッドデッキや物置に関する記事はこちらです。よろしければご覧ください。
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