木製物置を自作しています。現在、扉の取り付けまでが完了しましたので、表面を仕上げます。
焼杉で仕上げるよ
作りかた
今回の作業
1.扉に貼り付ける野地板を切り出す
2.バーナーで炙って焼杉にする
3.扉に焼杉を木工用ボンドで貼り付ける
4.取手とラッチを取り付ける
扉部分は外壁と同じ材料とし、全体の統一感を出します。まずは、焼杉板を貼る前後の写真です。
構造用合板で作った扉に、周囲の外壁部分と同じ焼杉板を貼り付けます。
野地板を切り出す
まず、材料を手配します。構造用合板で作った扉の表面に外壁材として選択した焼杉を張っていきます。
焼杉は、野地板(のじいた)を焼いて作りますので、杉板を購入します。今回は、ホームセンターで束売りしているものを購入しました。
焼杉を張る方向は「縦」、「横」で雰囲気が変わります。機能的な面では、縦の方が雨に濡れた際、水が溜まらず下に流れていきます。
今回はデザインを重視して横張りとしました。軒を出しているので雨が掛かることは少ないので気にしません。縦横は好みで選べばいいでしょう。
扉の横幅に合わせて野地板を切断します。注意点としては、杉板は表面を焼いた際に縮むので、2〜3㎜大きく切るようにします。
また、扉の開閉の邪魔にならないようにと、デザイン性から、板の両端を45度で切断します。
野地板の裏面は木工用ボンドで扉に貼り付けます。扉との接着性を良くするために野地板の接着面をカンナ仕上げします。数量が多いので電動カンナで一気に仕上げます。
野地板の表面、バーナー炙って焼杉にするためで整える必要はありません。
バーナーで炙って焼杉にする
次に、バーナーで表面を焼いていきます。大型バーナーで大まかに焼き目を付けて、細かな部分を小型バーナーで仕上げました。
焼く面は木表とします。これは、木表のほうが木目がきれいに出るからです。また、乾燥ととも凹方向に反りますが、端を接着剤で押さえつけることができます。
焼杉が出来上がったら、扉表面に張っていきます。木工用ボンドを塗り、ある程度乾いた時点で貼り付けていきます。
端の部分は乾燥とともにはがれる方向に反るため、しっかり接着するようにします。クランプや重りを使って固定しながら接着します。
十分に接着剤が乾燥したら、扉を物置本体に取り付けます。扉を取り付けた際には、焼杉の雰囲気にあうハンドルとラッチを取り付けます。
ハンドルは、取り付け位置を彫り込んで、仕上げ面を同じにします。彫り込む際には、ルーターを使用すると短時間作業で完了できます。
ハンドルなどの取り付け位置を確認しやすいので、扉を取り付けてから作業しましたが、掘り込み作業があるので、取り付け前の方が作業しやすいと思います。
今回使用したハンドルやラッチは通信販売で入手しました。
以上で扉の仕上げ作業は完了です。
作業に使った電動工具
野地板を切断するには丸鋸を使います。直径は小回りのきく165㎜が便利です。バッテリー式はまだまだ高価なので、コード式で十分です。
斜め切りをする際には、スライド丸鋸が便利です。非常に高価な工具なのですが、いつかは欲しいですよね。
扉に貼り付けた焼杉板を押さえる時に使います。色々な長さのものを何本も持っていると便利です。
ハンドルを取り付ける部分を掘り込む際に使います。少しの部分なので、ノミを使った手作業も可能です。
次回は外壁部分を貼っていきます。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ウッドデッキや物置に関する記事はこちらです。よろしければご覧ください。
コメント