木製物置の雨どいはどうするの?(物置24)

DIY

木製の物置を自作しています。ガルバリウム鋼板製屋根の取り付けが完了しましたので、雨どいを設置します。

雨どいを設置し、雨水を適切に集めることで、跳ね返り水による壁の傷みなどが少なくなります。

雨どいの材料としては、「樋」,「支持金具」,「たて樋」,「集水器」,「止まり」などがあります。

今回製作した物置は、以前に製作した木製自転車置き場に並列して作りました。高さも同じに作りましたので、自転車置き場の雨どいに接続させることで、たて樋を省略することができました。

たて樋を設置して、物置に降り注いだ雨を処理するときには、雨水を処理する配管に接続する必要があります。家庭での排水管接続時の注意点について説明します。

家から出る排水は、大きく分けて「汚水・雑排水」「雨水」の二つに分かれます。これは、トイレから出る(し尿)の混ざった排水、台所、浴室、洗濯にて排水される(雑排水)と、雨どいで集められた(雨水)に分類されます。

各家庭から出たの排水は、下水道に流します。しかし、下水道の整備状況は地域によって差異があり、「分流式」「合流式」に分かれます。

「分流式」 は都市部に多い下水方式で、 「汚水・雑排水」「雨水」 のそれぞれを分けて下水道管が整備されている方式です。

「合流式」 は都市以外で下水道が整備されている場合に多い方式で、下水道管として1種類しか配管されていないため、 「汚水・雑排水」 は敷地内の浄化槽で処理してから下水道管に排出しなければなりません。

物置の屋根で集めた雨水は、敷地内で浄化処理する必要がありませんので、そのまま排出して構いません。よって、物置の雨どいからの配管を接続するのは、家の雨どいから雨水を集めている配管に接続します。

浴室、トイレ、台所などから排出される配管に接続してしまうと、下水処理場が処理する必要がない「雨水」が流れ込んでしまうので、余計な負荷がかかってしまします。

これは、浄化槽を使用している場合にも同様で、雨水が浄化槽に流れ込むことで、負荷がかかってしまします。

以上から、物置の雨水を処理する先は、屋根の雨どいからの配管に接続するようにします。

今までの物置の製作過程は、こちらをご覧ください。

次回は、物置の扉を取り付けていきます。

インスタでは多くの写真で製作過程を紹介しています。よかったらご覧ください。

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