ウッドデッキの基礎はどうする?
ウッドデッキの基礎はどうすればよいのでしょうか?
何もしていない庭は、通常は土や砂になっていますが、そのままウッドデッキを作ってしますと非常に不安定なものとなっていますので、下部を構造的に安定させる措置が必要になります。
また、ウッドデッキの下は湿気がこもりやすくなるので、防湿対策としても何らかの対策が必要となる場合もあります。
沓石とは?
沓石(くついし)とは、ウッドデッキの基礎となる柱を支える土台の石です。
よほど強固な地盤であったり、基礎コンクリートがある場合などでは不要となりますが、通常の地盤の場合、沓石を配置しないと年月とともに柱が沈下してしまうことがあります。
また、沓石を配置することで床面が地盤面から離れ、湿気の影響を受けにくくなり、木材が腐りにくくなるという利点もあります。
基礎にコンクリートは必要?
ウッドデッキの基礎としてコンクリートを打つ必要はあるのでしょうか?
住宅に比べるとウッドデッキは非常に軽いものなので、不同沈下を防ぐための構造的に支えるコンクリート製基礎盤は必要ありません。
ただ、地面からの湿気を防ぐため、防湿コンクリートとして打つ場合はあります。
この際、コンクリート強度は必要ありませんので無筋コンクリートで十分です。ただ、ひび割れ防止として金網メッシュなどを入れておくと安心です。
また、表面の仕上げに際して、水平仕上げとするか水勾配を付けるかの選択がありますが、水勾配を付けることは左官の高度な技が必要となりますので、水平仕上げが無難です。
コンクリートを打つことは非常に手間がかかりますが、大きなメリットもあります。
地面からの湿気を防げることから、ウッドデッキを長持ちさせることができます。
さらには、ウッドデッキの下を大きな収納とすることができます。多少、風雨にさらしても問題ないけどかさばるものを収納できるのは、意外と重宝します。私は折り畳み式のはしごを収納しています。
コンクリートを打たないときは?
コンクリートを打たずにウッドデッキを作ることはよくあります。
コンクリートを打つことなく湿気対策がしたいときは「防湿シート」をすきまなく敷き詰め、その上に砂や砕石をかぶせておけばよいでしょう。
防湿対策が必要ないとしても、砂や砕石を敷き詰めたり、その下に防草シートを敷いて雑草が生えないように対策しておくと良いでしょう。
床板の隙間から多少の光は地面に届きますので雑草は生えてきます。狭いウッドデッキの下を奥までもぐって草取りをするのは非常に骨が折れますからね。

ウッドデッキに関する記事については、こちらをご覧ください
ウッドデッキの基礎をどうするかによって、ウッドデッキの耐久性が大きく変化します。じっくり考えて決めましょう。次回は、ウッドデッキが腐る原因について考えます。
コメント