物置の製作過程を紹介しています。前回までに、基礎のうえに床をつくるところまで進みました。
今回は枠組み部分を作っていきます。
今回の物置は、ツーバイフォー住宅と同じ工法で作ろうとしています。
しかし、今回作っている小さな物置の場合は、住宅程の頑丈さは必要ありません。本来、ツーバイフォー材(38㎜×89㎜の断面を持つ角材)を使用しますが、赤松垂木(40㎜×40㎜×4,000㎜)にて代用しています。
垂木(たるき)とは、木造住宅の屋根下地に使われる角材です。垂木は、ホームセンターで比較的安価に束売りされていることが多い部材です。小さな小屋組みの物置では、垂木を代用して枠組みを組んだとしても、強度的に十分です。
今回購入した垂木は、4mの長さのものを6本束で売っていました。ホームセンター内の工作室で各部材の必要な長さにで切ることで、乗用車でも運べるようになりました。

組付け方としては、地表部分に寝かせたまま鳥居状に組んだものを用意します。鳥居同士を順に連結していくことで枠組みを完成させていきます。
仮組をして確認している段階で問題が発生しました。今回は、事前に設計図を書いて細かく考えながら作っているのではなく、行き当たりばったりで作っていることから、隣の自転車置き場と物置が当たってしまう部分が生じてしまいました。
このため、下記写真のように物置の壁が立ち上がる部分を切断する作業が発生しました。


順番に鳥居状に垂木を組んでいき枠組み部分の全体を組み終わりましたが、やはり角材が細いので、これだけでは全体が安定しておらず、ぐらついています。
本来、この後に壁や天井部分に張る構造用合板を張ることで、全体構造が安定することとなっています。
一日で構造用合板の張り付けまで作ってしまう場合は問題ありませんが、ゆっくり作っていく場合には、枠組みだけで終わってしまっては風で倒れてしまう恐れがあります。
このように、一旦、途中で作業を区切る場合には、仮の斜材を打ち付けて構造を安定させるように仮留めします。

物置の製作過程については、こちらをご覧ください。
次回は、仮筋交いが不要となるように構造の補強を実施します。

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