フェンス付きウッドデッキはどう作るの?(その4)

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前回でフェンス付きウッドデッキの設計図は完成しましたので、材料を注文するための材料の拾い出しをします。今回は、材料拾いをするための図面を作成するのではなく、設計図から直接、材料拾いを進めます。

まず、床板根太(長辺方向、短辺方向)、笠木のすべての長さは2,100㎜以下なので、2×6材-7feetを使用することとして、各部材に必要な本数を確認します。

床板について、必要な本数を確認します。まず、2×6材の断面規格は縦40㎜×幅141㎜です。床板隙間は3㎜ですので、144㎜が一本当たりの幅です。

今回の床板全体の幅は、1,581㎜です。内訳は1,581㎜[=144㎜×11本‐3㎜(最後の隙間は存在しないので、その分は除く)]となり、11本使用します。

根太は長辺方向に2本、短辺方向に5本使用します。短辺方向では長さが余りますが、残りの材料は階段を作るときに使用します。

笠木としては、長辺方向に1本使用し、短辺方向は両端に半分の長さのフェンスを作るので、合わせて1本を使用することとします。

以上から、床板で11本、根太で7本、笠木で2本の計20本を使用します。

次は、束柱について確認します。
今回はフェンスを付けますが、フェンス部分に関しては、束柱を延長しフェンス支柱も兼ねることとします。 束柱は4×4材を使用します。

このため、束柱として設置する全11本のうち、5本はフェンス支柱を兼ねます。

束柱の長さは、地表面から床板上面までの高さが400㎜であることから、沓石の高さ150㎜、床板厚さ40㎜、床板とのクリアランス10㎜を差し引いて
400㎜-(150㎜+40㎜+10㎜)=200㎜
となります。これが6本必要となります。

また、フェンス支柱を兼ねる材料の長さは、地表面から笠木上端までの高さが1200㎜、沓石高さが150㎜、笠木厚さが40㎜であることから、1200㎜-(150㎜+40㎜)=1010㎜ となります。これが5本必要となります。

以上から、4×4材はL=200㎜を6本、L=1010㎜を5本が必要となります。

ここで、短い束柱はフェンス支柱のあまりから切り出すこととするため、
L= 1800㎜(フェンス支柱1本、束柱3本)を2本、L= 1200㎜3本が必要となります。

次にフェンス材は2×4材を使用します。長さについては、現地で実測しながら決定しますが、1500㎜の長さがあれば十分です。これを8本用意します。

コーススレッドは、ツーバイ材の厚さが40㎜なので、90㎜の長さを使用します。これは、コーススレッドの長さは、固定したい材料の厚さの2倍以上の長さが必要となるためです。

本数は、床板1枚当たり、5本の根太に打ち付け、1か所につき2本のコーススレッドを使用することから、10本使用します。床板11枚なので、計110本使用します。さらに、根太全体を組むために、20本使用します。これは、5本の短辺の両端を2本のコーススレッドで組むため、5×2×2=20本となります。

また、沓石への固定11か所やフェンス、笠木等に必要な本数を加えたとしても、全部で200本を用意すれば十分です。

今回、用意する材料の一覧は下表のとおりとなります。

なお、ウエスタンレッドシダー材はホームセンターでも入手可能であることから、予備の材料は用意しません。万一の際には、近所のホームセンターに買いに行くこととします。

番号規格単価[円]数量金額[円]
WRC 2×6材 7feet1,62020本32,400
WRC 4×4材 6feet 2,1502本4,300
WRC 4×4材 4feet 1,5003本4,500
WRC 2×4材 5feet 7908本6,320
沓石 170×170×15070011個7700
コーススレッド 4.2×90 2,5001箱2,500
塗料 キシラデコール 4L7,0001缶7,000
砕石 5-20mm1,3002袋2,600
合計67,320

ただし、木材は通販にて購入し、アウトレット材を指定します。その他の材料はホームセンターなどで入手します。

次回は、フェンスを作るときに床板と柱が干渉しますが、その対処の仕方を説明します。

ウッドデッキ物置に関する各記事もご覧ください。

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この記事を書いた人

こんにちは、源です。
平日はしがないサラリーマン、週末の気が向いたときにDIYをしています。
いろいろ作ってみては、考えたこと、失敗したことなどをブログに書いています。
このブログを読んで、「私も作ってみようかな」と思える人が増えるよう、DIYの楽しさを伝えていきたいと思います。

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