フェンス付きウッドデッキはどう作るの?(その2)

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フェンス付きのウッドデッキを、アウトレット材でお値打ちに作っていきます。

今回設計したものは、近いうちに実際に作りますので、その際には製作工程を含めて再度、アップします。

まず、アウトレット材とは、通常の製品に比べて、割れ、曲がり、反り、変色、節などがあることから、使用位置によって選別しなくてはなりません。
選別するにあたって、たくさんの中から適材適所に振り分けたほうが良いため、なるべく多くの部材を共通の材料とするようにします。

具体的には、床板、根太、笠木をすべて2×6材7フィート(2.1m)にて揃えることとします。実際には、床板を2×4材とする考えがあったり、根太も同様に2×4材とすることもできます。

しかし、上位の2×6材で揃えることで、根太の構造が強固になり大引きを省略できたり、幅が広くなるため、床板の枚数が少なく済みます。

また、材料の長さに関しても、根太の 長辺方向(L=2.0m)と短辺方向(L=1.5m)で長さが違いますが、すべてを2.1mとして手配します。60cmの残材については、階段を作るときに使用しますので、材料の無駄はないようにしています。

こうして、共通の部材を増やすことで、アウトレット材の弱点である問題を適材適所に振り分けることで、お値打ちにウッドデッキを製作していきます。

部材の選別は、下表のルールによって行います。

割れ曲がり反り変色
根太×
床板××
笠木×××

凡例 〇:使用可、×:使用不可

根太は見えなくなる部分であるため、割れ、変色、節などの表面上のものは気にしません。ただし、曲がりがある場合には床板の水平が保てずに波打ってしまうため不適です。反りの場合は、根太として設置した場合に、床板を載せる面の水平には影響しないので問題ありません。

床板は目立つ部分なので、割れ、変色、節などの見た目は気にします。とりわけ、節は抜けてしまうものもあるので、ケガなどの原因となるため注意が必要です。変色については、塗装をするので重視しないこととします。

床板の場合は、曲がりや反りについては、床板を打ち付ける際にクランプで修正しながらビス打ちするため、よほどのものでない限りは問題ありません。

笠木は目線に近い高さに設置するので、最も見た目を重視した部材選びが必要です。曲がりや反りについては、床板と同様に矯正可能なため、重視はしません。

以上から、材料選定方法としては、見た目を最も重視する笠木用の材料を選別し、その後、割れと節のないものを床板として選びます。

残ったものを根太としますが、その中で、曲がりがあるものがないことを再確認しておきます。

次回は、具体的な設計図面を示します。

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この記事を書いた人

こんにちは、源です。
平日はしがないサラリーマン、週末の気が向いたときにDIYをしています。
いろいろ作ってみては、考えたこと、失敗したことなどをブログに書いています。
このブログを読んで、「私も作ってみようかな」と思える人が増えるよう、DIYの楽しさを伝えていきたいと思います。

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