今回は、ウッドデッキで最もよく使われるWRC(ウエスタンレッドシダー)を使用した場合の材料費について検討します。
基本的な設計の考え方は、サイプレスの場合と同じです。
まずは、設計条件を確認します。
設計条件
大きさ/幅2.0m、奥行1.5m、高さ40cm
使用材料/WRC 塗装/あり
フェンス/なし パーゴラ/なし
基礎/沓石のみ Co打設なし
工法/サンドイッチ工法
床板隙間/3mm
設計図、材料拾い出し図は以下のとおりです。
必要な材料は下表のとおりです。
番号 | 名称 | 規格 | 数量 |
1 | 床板 [2×6] | 38×140×2,000 | 11枚 |
2 | 根太1 [2×4] | 38×90×1,424 | 6本 |
3 | 根太2 [2×4] | 38×90×1,940 | 2本 |
4 | 大引 [2×4] | 38×90×1,940 | 1本 |
5 | 束柱 [4×4] | 90×90×202 | 12本 |
6 | 沓石 | 170×170×150 | 12個 |
7 | コーススレッド | 4.2×75 | 232本 |
8 | 塗料 | 適宜 | 適宜 |
9 | 砕石 | 適宜 | 適宜 |
ここで、床板と根太の予備を加えて注文量を決定します。木材は送料込みの値段にて算出していますので、近くのホームセンターで安く手に入る場合は、置き換えてください。
番号 | 名称 | 規格 | 単価 | 数量 | 金額 |
1 | WRC [2×6] | 38×140×2,100 | 2,500 | 12本 | 30,000 |
2 | WRC [2×4] | 38×90×1,500 | 1,000 | 6本 | 6,000 |
3 | WRC [2×4] | 38×90×2,100 | 1,500 | 4本 | 6,000 |
4 | WRC [4×4] | 90×90×2,700 | 4,800 | 1本 | 4,800 |
5 | 沓石 | 170×170×150 | 700 | 12個 | 8,400 |
6 | コーススレッド SUS | 4.2×75 200本/箱 | 1,680 | 2箱 | 3,360 |
7 | 塗料 | キシラデコール 4L/缶 | 7,000 | 1缶 | 7,000 |
8 | 砕石 | 5-20mm 20kg/袋 | 1,300 | 2袋 | 2,600 |
合計 | 68,160 |
結果、WRCの場合は7万円弱かかることから、サイプレスで作ったときと変わりません。今後の塗装メンテナンスのことを考えると、サイプレスで作ったほうが手間がかかりません。
次回からは、工具準備に入ります。まずは、ウッドデッキ製作するときに必要となる工具をひととおり確認します。
ウッドデッキに関する記事については、こちらをご覧ください。
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