【DIY】塗装作業の基本(木材塗装編)

DIY

DIYでよく登場する作業、「塗装」についてです。今回は、木材への塗装についてを説明します。

準備編

塗装する時には、余計な部分に塗料が付いてしまわないように養生をします。養生するには、「新聞紙」「マスキングテープ」「マスカー」などを使います。

「新聞紙」下に敷いて床が汚れないようにします。

「マスキングテープ」細かい部分で塗分けたいときに使います。

「マスカー」広めの部分で塗分ける時に使用します。マスキングテープにビニールシートが付いたものです。

「ビニール手袋」使い捨てのもので十分です。手を汚さなくてすみます。

「服装」汚れてもいい服を着ます。ない場合は、カッパやポンチョなどで代用できます。

ハケの選び方

ハケの選び方は、塗料の種類や塗るか所、面積によって変わります。

水性塗料と油性塗料での選び方

塗料は種類によって粘り気が違います。油性塗料は粘り気が強く、ニスはサラサラしています。水性塗料は中間くらいの粘り気です。

ハケは粘り気に応じて選びます。粘り気が強いほど、ハケのコシが必要となるため硬い毛のハケを選びます。ハケの先を手で触り比べてみるとよくわかります。

ハケの多くは動物の毛を用いています。硬くて黒っぽい「馬毛」と柔らかくて白い「羊毛」で使い分けます。また、近年は合成繊維のハケも増えています。

塗る場所や面積による選び方

大きな面積を一度に塗るためには、平バケの幅が広いものを使用します。

すじかいバケは細かな部分を塗るために、柄や毛の植え付け角度が付いています。ハケの幅の違いによって塗る面積が変わります。

塗装方法

木に塗装する時には、素地を調整するときれいに塗れます。カンナやヤスリで表面をきれいにしたり、汚れをきれいにするならば50℃くらいの湯でふきます。

新しいハケを使用する場合には、毛が抜けることを防ぐために180番くらいの紙やすりの上を往復させることです。その後、飛び出ている毛は手で抜くようにします。

ハケの使いかたのコツは、塗料を付けすぎないようにすることです。塗料の中にハケの毛の長さの半分以下を漬け、入れ物のフチで余分な塗料を落としてから塗るようにします。

塗料が垂れると痕になってしまうので、縦方向に塗る場合は「下から上」の方向に塗ります。水平方向では、左右にリズミカルに動かします。ハケの持ち方は、自由に動かしやすいように、鉛筆と同じように持ちます。

塗料の缶は、割りばしなどで管底までを十分攪拌するようにします。

塗装を中断する場合には、短時間の時にはハケをビニール袋に入れておきます。長時間の場合には、水性塗料の際には「水」に、油性塗料の場合は「うすめ液」に漬けておきます。

マスキングテープを剥がすタイミングは、手で触っても塗料が手につかない時です。乾きすぎてからはがすと、痕が付きやすくなってしまします。

塗料の選択

木材塗料の選択方法としては、屋内と屋外で使い分けます。さらには、水性塗料と油性塗料で使い分けます。

今回は木目を活かした塗料としたいので、膜を作るタイプではなく、木材の中に浸透するタイプの中から選びます。

まずは、屋外で塗る塗料の中で、取り扱いが容易な水性塗料からです。DIYで有名な「キシラデコール」の水性版です。臭いがきつくなく、水で薄めることができるため取り扱いが容易です。ただし、少し値段が高めとなります。

次は、屋外で使用するタイプの油性塗料です。同じく「キシラデコール」の油性版です。仕上がりや耐久性が優れる塗料です。

屋内で使用する場合の塗料です。こちらも有名な「オスモカラー」です。自然由来の成分のみを使用して安全性を重視したドイツ生まれの塗料です。

こちらも屋内で使用する場合の塗料です。家具などに塗ります。オイルなので塗り終わった後に布で拭き取ることで艶がでます。

木材でDIYをする時には、塗装は必須な作業です。基本的な事項を覚えたら、ぜひ挑戦してみましょう。

まずは簡単なものから作ってみてはいかがでしょう。野菜入れなどはどうですか?

木製物置の作り方は 、こちらをご覧ください。

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