こんにちは、源です。
前回までにレンガでの花壇の作り方を説明してきました。
今回は、レンガの積み方をもう少し詳しく説明します。
まず、基礎部分を作りますが、砕石で整地した上にモルタルを敷きます。その後、モルタルの上にレンガを積みます。一段目のレンガは基準となりますので、水平器で2方向をマメにチェックしながら調整します。
モルタルの硬さの目安としては、「耳たぶの硬さ」と表現されます。しかし、温度や湿度により微妙に変えなければなりませんので、積み上げながら調整してください。
なお、気温が高い時には急激な乾燥を防ぐために左官用モルタル混和剤を入れることを考えてみてください。価格も数百円で手に入りますし、コテ伸びが良くなり作業性も上がります。
レンガの高さを調整する際には、ゴムハンマーを利用しますが、微調整をする際には柄の部分を使って行います。また、レンガが下がりすぎてしまった場合には、一度、レンガを取り除いてモルタルを追加し、調整しなおします。
なお、使用するレンガは事前に泡が出なくなるまで水に浸しておきます。これは、モルタルの水分がレンガに吸収されてしまうと、モルタルの接着力が低下してしまうためです。

1段目が積み終わったら、2段目を積み上げます。積み上げる際には、先にモルタルを2本載せて置きます。これくらいの量でレンガを載せると隙間なく目地にモルタルが行き渡ります。

2段目のレンガを積み上げる際には、水糸を張って長辺を合わせながら積みがあげます。上の段を積み上げるときには、レンガ半個分をずらしなら互いに重ねていきます。

積み上げが終わったら、縦目地にモルタルを詰めます。その後、目地コテを使って縦、横の目地を整えます。さらに、レンガ表面についたモルタルは乾ききってします前に水を含ませたスポンジで拭き取ります。
この段取りで、どんどん積み上げるだけで花壇は完成することができます。
なお、モルタルが乾燥するまでには、少なくとも24時間は必要なので、固まるまでは花壇に土を入れてはいけません。
また、雨天の場合には、モルタルに雨が吸い込まれてしまい柔らかくなってしまいますので、作業をしてはいけません。
今回でレンガによる花壇の製作についての説明は終わります。
今までの記事もご覧ください。

レンガによる花壇製作の全体を確認する場合には、こちらを参照願います。
次回からは、物置の作り方の続きについてです。
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