ウッドデッキのメンテナンス塗装はどうやるの?

DIY

前回までに、ウッドデッキの作り方について説明してきましたが、今回からはメンテナンスについてです。

まずは、ウッドデッキの塗装方法について調べていきます。
ウッドデッキはなぜ塗装しなくてはならないのでしょうか?

塗装の目的としては、防蟻(シロアリを寄せ付けない)、防腐(カビや菌類の繁殖を防ぐ)ことが主な目的となります。

塗装をしなくても、材料選びの段階でハードウッドを選択していれば、防蟻、防腐処理は必要ありません。
しかし、ハードウッドを使用せずに作ってあるウッドデッキは、塗装メンテナンスをしていかなくてはなりません。

ウッドデッキの塗装材料には、大きく分けて2種類あります。

浸透形塗料
塗料を塗ると、木材の内部に浸透していき、中から効果を発揮する塗料
造膜形塗料
塗料を塗ると、木材の外側に塗膜を形成し、木材を保護する塗料

塗料の特徴比較表

項目 浸透形塗料 造膜形塗料
仕上がり 木目を生かした仕上がりが可能 塗膜で覆われるため、塗膜主体
耐久性 造膜形に比べ劣る 浸透形に比べ高い
劣化速度 緩やかに劣化する 膜が破れた場合は早い
再塗装 塗り重ね可能 旧塗膜の剥離が必要
塗装時期 2~3年間隔で定期的に 塗膜劣化状況で判断

ウッドデッキを塗装するときには、どちらの塗料を使用するのがよいのか悩まれることと思います。私がお勧めするのは浸透形塗料です。これは、せっかくの木目を見せた方が木材を使用してウッドデッキを作成した成果が見えます。

温かみのある出来栄えになりますので、浸透形の塗料を使用して、定期的に塗り直しをすることとしましょう。

また、木材の変色が著しく、見た目を一新したい場合は造膜形を選択することとなります。

ただし、造膜形の場合は、旧塗膜が残っていると新しい塗膜がしっかり形成されないので、全部、きれにとる必要があります。この作業は、とても大変な作業なので、そのことも考慮しておかなくてはなりません。

塗料の種別としては、先述したもののほかに、水性、油性の違いがあります。よって、塗料の種別としては、大まかに4種類あります。

1.浸透形(水性)、2.浸透形(油性)、3.造膜形(水性)、4.造膜形(油性)

水性と油性の違いとしては、下表のとおりです。

水性油性
取扱水で洗浄シンナーで洗浄
におい少ないきつい
耐久性 油性に比べやや劣る 水性に比べ若干高い
価格 油性と同じ 水性と同じ

以上から、DIYでウッドデッキを塗装する場合は、取り扱いが容易で、木目がきれいにでる浸透形(水性)がいいです。耐久性を重視する場合は、浸透形(油性)でもいいです。

ただし、浸透形塗料は、定期的に重ね塗りが必要なので、雨が降った際の水の弾きかたを観察して、劣化してきたなと思ったら、重ね塗りしてください。これが、長持ちさせる秘訣です。

DIYをするときに多く採用されているのは以下の2製品です。どのような塗料を使おうか悩む時には、どちらかの製品を採用すればよいでしょう

次回は、ガーデンテーブルの作り方についてです。

ウッドデッキ物置に関する各記事もご覧ください。

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